株式市場とは?どんな種類がある?

最終更新日 2023.01.11
株式市場は、どのような種類で分かれているのか?
今回は、株式市場の種類について、従来の区分と2022年4月より再編された市場区分の内容を解説します。
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株式市場とは
株式市場は、日本全国では4箇所あり、札幌や東京、名古屋、福岡にあります。
中でも、多くの上場企業の株式を取り扱っているのが東京証券取引所です。
日本取引所グループが運営する「なるほど!東証経済教室」によると、株式市場とは株式の売り買いをスムーズに行うために作られた市場とのことです。
出典元:https://www.jpx.co.jp/tse-school/learn/03.html
国内だけで約170万社あるといわれている株式会社。上場株式は、約170万社の中から証券取引所の審査を通過した企業が対象です。株式の売買取引が可能な企業のことを上場会社と言います。
旧市場区分
従来の株式市場の市場区分は、以下のとおりです。
市場第一部 (一部上場) | 指定基準により市場二部からのランクアップ指定替え先市場 株主数800人以上 株式2万単位以上 株式時価総額250億円以上 純資産額50億円以上など |
市場第二部 (二部上場) | 初めて上場を認定された企業の指定市場 株式時価総額20億円以上 総資産額10億円以上など |
JASDAQ スタンダード | 一定の審査基準をクリアした成長企業向けの市場 連結純資産額2億円以上 直近1年間の利益が1億円以上 |
JASDAQ グロース | 将来の成長可能性がある企業を対象にした市場 連結純資産額がプラスであること 直近1年間の利益について要件なし |
マザーズ | 東京証券取引所が開設した新興企業対象の市場 「Market Of The High-growth and EmeRging Stocks」の頭文字をとった略称 |
上記で紹介した旧市場区分は、各市場のコンセプトがあいまいであることや投資家の利便性向上などを理由に再編したとのことです。
参照元:https://www.jpx.co.jp/equities/market-restructure/market-segments/index.html
新市場区分
株式市場は、TOKYO PRO Market以外、2022年4月より新しく再編されました。一部二部やJASDAQ、マザーズなどが廃止され、4つの市場区分に分けています。
4つの市場における概要は、次のとおりです。
プライム市場 | グローバルな投資家を対象とした時価総額を保有した持続可能な成長と中長期な企業価値を目指す企業向け市場 |
スタンダード市場 | 公開された市場の一定水準の時価総額を保有した持続可能な成長と中長期な企業価値を目指す企業向け市場 |
グロース市場 | 高い成長可能性のある反面、事業実績のリスクが高い企業向けの市場 |
TOKYO PRO Market | 特定投資家(プロの投資家)が直接買い付けられる市場 取引所から認定を受けたJ-Adviserが、取引所に代わって企業の上場審査や上場後のサポートを実施 |
データ参照元URL:https://www.jpx.co.jp/equities/products/stocks/outline/index.html