ソーシャルレンディングの歴史
第2回「リーマンショックと日本利用開始」

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2007年、世界規模で拡大され始めたソーシャルレンディングは、世界経済を揺るがす時代の変化に対して、どのような影響を受けたのでしょうか?

今回は、ソーシャルレンディングの歴史についてリーマンショックでの影響から日本でサービス開始となるまでを解説します。

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ソーシャルレンディングの分岐点リーマンショック

米国の金融機関リーマンブラザーズの経営破綻は、2008年に世界的な株価下落と金融危機を招きました。このリーマンショックは、世界的な不況をもたらした大きな分岐点です。

リーマンブラザーズを筆頭に当時の銀行では、盛んにサブプライムローンを実施していました。サブプライムローンは、所得の低い個人や信用度の低い個人などが高金利で住宅ローンを契約できる仕組みです。

リーマンショックは、2008年に米国の住宅バブルが崩壊して不動産の価値が下落し、貸し倒れとなったのが経営破綻の要因となります。

ソーシャルレンディングにとって追い風となる

リーマンショックを教訓として、銀行は融資に対して審査のハードルを高くしました。その厳しい対応から、銀行の融資を受けられない企業や個人を増やす結果となったようです。

この時代背景がソーシャルレンディングにとって、追い風となりました。銀行で融資を受けられない個人や企業の駆け込み寺的存在となり、世界中でソーシャルレンディングのサービスが普及した分岐点になりました。

ソーシャルレンディングが2008年に日本で開始

同じ頃、日本でも欧米の影響を受けてソーシャルレンディングのサービスが開始されました。国内で初めてソーシャルレンディングを提供し始めたのが匿名組合契約事業会社の「maneo」です。その後、数社の参入がありましたが個人間融資から企業向け融資にシフトしています。

個人向け投資の限界から企業向け融資の転換へ

2011年に国内のソーシャルレンディングサービス企業は、個人融資の限界から、撤退して企業向けの融資に切り替えています。その要因は、個人間融資の貸し倒れ率が10%以上になったからです。国内で開始されてから最初の壁となりました。

その後、2013年には国内で初めてソーシャルレンディングサービスを提供した「maneo」が経営者交代を機に企業向け融資を強化しました。

銀行以外の融資先となったソーシャルレンディングの台頭を理解しよう

今回は、ソーシャルレンディングの歴史について、リーマンショックと日本での利用開始時期を解説しました。

国内では、2013年より企業間取引を中心にソーシャルレンディングが市場規模を拡大しています。成長手法として投資家の注目を集めたようです。

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