ソーシャルレンディングとはどんな投資?年利10%も狙える?

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最終更新日 2022.10.27

「ソーシャルレンディングってよく聞くけど、実際にどういうものなの?」
「投資先としてiDeCo(イデコ)やつみたてNISAはやっているけど、他にも何かやってみたい!」

今回は、このようなお悩みをお持ちの方に向けて、ソーシャルレンディングとは?を説明するしていきます。本記事を通じて、ソーシャルレンディングの基本的な仕組みだけでなく、上手に運用すれば年利10%も夢ではない理由やソーシャルレンディングの注意点が理解できるでしょう。

ソーシャルレンディングとは?仕組みを解説


ソーシャルレンディングを簡潔に定義すると、「お金を他人に貸して利息を得る投資」です。

ソーシャルレンディングのお金の流れ

もう少し具体的に説明しましょう。ソーシャルレンディングのお金の流れは下記のようなイメージです。

  1. 個人投資家から、ソーシャルレンディング業者がお金を集める
  2. ソーシャルレンディング業者は、集めたお金を中小企業へ貸し付ける
  3. 一定期間後、中小企業は利息を付けて借りたお金をソーシャルレンディング業者に返済する
  4. ソーシャルレンディング業者は、返済されたお金を手数料を除いて個人投資家に返済する

ソーシャルレンディングのメリット

ソーシャルレンディングは、関わる人それぞれにメリットがあります。各メリットは、以下の通りです。

  • 個人投資家:返済される時に利息がもらえる
  • ソーシャルレンディング業者:仲介業者として手数料がもらえる
  • 中小企業:事業拡大や設備投資に必要なお金を、銀行よりも簡単に借りることができる

個人投資家にとっては、ソーシャルレンディング業者に仲介手数料を数%支払うだけで、最大で10%近くもの利息を得られることもあり、人気の投資法の1つとなっています。

ソーシャルレンディングの注意点

「年利10%なんて超お得!早速銀行預金をソーシャルレンディングに変更しよう!」と思われた方もきっといらっしゃるでしょう。しかし、昔から「美味しい話には裏がある」と言います。ソーシャルレンディングにも欠点が無い訳ではありません。ソーシャルレンディングの注意点は大きく下記の2つです。

  • 業者の不正が横行している
  • 投資先である中小企業のリスクが高い

順番に解説していきましょう。

業者の不正が横行している

1つ目は業者の不正が横行している点です。たとえば、下記のような内容です。

  • 投資先の虚偽
  • 担保設定されていないファンド(投資信託)を、担保設定されていると虚偽
  • ポンジスキーム*

*個人投資家から集めた資金で資産運用せず(もしくは資産運用に失敗したため)、別の個人投資家から集めたお金を利益と偽って配当金を出す。以下それを繰り返す。要は「自転車操業」です。

実際、多くのソーシャルレンディング業者が、業務停止命令や金融商品取引業の免許取り消しの憂き目にあっています。

投資先である中小企業のリスクが高い

投資先の中小企業のリスクが高いことも、デメリットの1つです。ソーシャルレンディングのお金の借り手である中小企業のメリットとして、「中小企業:事業拡大や設備投資に必要なお金を銀行よりも簡単に借りることができる」点を前述しました。しかし、中にはこの点を不思議に感じた方はいないでしょうか?

「あれ、銀行でもっと安い金利でお金を借りられるはずでは?何で個人投資家から、高い金利でお金を借りるんだろう?」

理由はシンプルです。

「銀行が貸してくれないから」です。

ソーシャルレンディングは、銀行がお金を貸してくれないような中小企業に、ソーシャルレンディング業者を介してお金を貸すことが可能になります。具体的に説明しますと、投資対象の企業を「格付け」している会社があり、その格付けは下記の表の通りです。


<出典> 日本証券業協会

この表のBBB(トリプルビー)以上が投資適格と認定されている企業なのですが、ソーシャルレンディングでは、主にBB(ダブルビー)以下の企業、「投機的格付け」の企業にお金を貸し出すことになります。つまり、文字通り解釈すれば、投資ではなく投機になります。

ソーシャルレンディングを正しく理解しよう

今回はソーシャルレンディングの仕組みと注意点を解説しました。

ソーシャルレンディングはうまくいけば、年利10%も狙える一方で、銀行からお金を借りられない中小業者にお金を貸すため、当然貸し倒れのリスクがあります。

返済遅延や貸し倒れで、実際に損をしてしまった個人投資家の方もいらっしゃいます。また、仲介する業者が不正の無い安心できる業者かを見極める必要があり、素人には難易度が高いといえるでしょう。しかし、本記事を通じて伝えたいことは、「ソーシャルレンディング = 危険な物」ということではありません。リスクも高いですが、ソーシャルレンディングで上手に儲けている人がいるのも事実です。

大事なのは、ソーシャルレンディングの仕組みを知り、他の投資商品と比較した上で、自身にあった投資方法として選択することです。今回の記事を踏まえ、ソーシャルレンディングに関してより詳細な知識を拡充し、またETFや投資信託など他の投資商品と正しく比較することで、みなさんにあった投資スタイルを確立しましょう。

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