ソーシャルレンディングとは?仕組みを徹底解説
第1回「仕組みを知る」

最近では、Web環境の進化により多様なマッチングが増えてきました。事業資金を増やしたい企業と資産運用目的の投資家をマッチングさせるソーシャルレンディングもそのひとつです。
本記事では、ソーシャルレンディングの仕組みについて解説します。資金調達を求めている企業を支える投資家として資産運用をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ソーシャルレンディングとは?仕組みを徹底解説|第2回「3つの特徴」
ソーシャルレンディングとは?仕組みを徹底解説|第3回「3つの種類」
目次(クリックで項目へジャンプ)
ソーシャルレンディングの仕組み
ソーシャルレンディングとは、インターネットを介して資金を求める企業と資産運用を考えている投資家を結ぶ仲介サービスのことです。
クラウドファンディングのひとつ、貸付型クラウドファンディングになります。ソーシャルレンディングの資金の流れは、以下のような仕組みが一般的です。
- ソーシャルレンディング事業者がWebで出資者を募集
- 投資家がソーシャルレンディング事業者と匿名組合契約を交わす
- 投資家がソーシャルレンディング事業者に出資
- ソーシャルレンディング事業者が資金調達を目的とする企業を審査および貸付
- 資金調達を目的とする企業がソーシャルレンディング事業者に利息や元本を返済
- ソーシャルレンディング事業者が投資家に配当を払戻し
ソーシャルレンディングの仕組みに関わる仲介事業者
ソーシャルレンディングは、仕組みにより投資家と資金調達を求める企業の間に運営事業者が介入します。
ソーシャルレンディング事業者です。
ソーシャルレンディング運営事業者
ソーシャルレンディング事業者は、Web上のコンテンツを使って出資者(投資家)を募集して、出資者と匿名組合契約を交わす役割があります。ソーシャルレンディング業者は、金融庁が管轄する第二種金融商品取引業の事業者として登録されている業者のようです。ソーシャルレンディング事業者は、資金調達を目的とする企業の審査や貸付、返済の受取などが役割だけではなく、投資家への配当も行います。
ソーシャルレンディングで企業を支える投資家になろう
今回は、ソーシャルレンディングの仕組みについて解説してきました。ソーシャルレンディングによる資産運用は、投資家が株主と違った観点で企業の支えとなります。資金調達を目的とする企業とウィンウィンの関係性を持った投資家を目指してみるのもいかがでしょうか。