不動産クラウドファンディングとは?仕組みやメリット・デメリットを解説

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最終更新日 2023.01.20

不動産クラウドファンディングは、少額投資できることや、専門知識が不要で運用をプロに任せられる手軽さなどから、近年投資家から人気を集めている投資商品です。

しかし、投資家から人気だからといって、基礎知識や仕組みをまったく理解しないまま大切な資産で投資を始めるのは危険が伴います。まずは、基本的な知識を学んでから投資を検討しましょう。

そこで今回は、不動産クラウドファンディングの仕組みやメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。ぜひ、最後までお読みください。

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不動産クラウドファンディングの仕組み

不動産クラウドファンディングの仕組み

不動産クラウドファンディングは、2017年に国土交通省が不動産特定共同事業法を改正したことにより、インターネット上で投資を行えるようになった新しい投資方法です。
事業者が不動産取得のための資金をインターネット等を介して複数の投資家から調達し、不動産の賃貸収入や売却益といった利益を、投資家の出資金額に応じて分配金として還元するという仕組みです。

不動産クラウドファンディングの仕組みの図解

不動産クラウドファンディングと不動産投資の違いは?

一般的な不動産投資は、不動産の取得に、数千万円~数億円もの大きな資金が必要であったり、運用・管理に手間がかかったりすることから、初心者にはハードルが高い投資方法だと言われています。

一方で、不動産クラウドファンディングは、そういった手間やコストが軽減された、投資家にとって手軽な投資方法です。そのため、今まで不動産投資を諦めていた人や、投資初心者でも気軽に始められると人気を集めています。

 

不動産クラウドファンディングのメリット

不動産クラウドファンディングのメリットは主に以下の4点です。

  1. 少額投資できる
  2. 運用の手間がかからない
  3. 比較的利回りが高い
  4. リスクを抑えるためのスキームがある

では、以下で詳しく見ていきましょう。

メリット1. 少額投資ができる

不動産クラウドファンディングは、1万円から投資できるファンドが多く、比較的少額からスタートできます。少額でさまざまな投資商品に分散投資したい人や、これから投資を始めたい初心者に最適の投資方法だと言えます。

 

メリット2. 運用の手間がかからない

個人投資家が不動産クラウドファンディングを開始する際、不動産クラウドファンディングサイトを経由するのが一般的です。事前にサイトに登録しておき、案件の募集があった際に応募申し込みを行うだけで不動産クラウドファンディングを気軽に始めることができます。申し込みが受理されて出資金を出資した後、投資家が行うのは分配金の入金確認等だけです。資金を提供するだけで手間をかけずに利益を得られます。

 

メリット3.比較的利回りが高い

不動産クラウドファンディングのファンドの平均的な利回りは、3%〜8%程度で、ほかの投資商品と比較して利回りが高いことが挙げられます。投資したファンドが順調に賃貸収入や売却益を生み出した場合、大きなリターンを得られる可能性があります。

 

メリット4.リスクを抑えるためのスキームがある

不動産クラウドファンディングには、優先劣後出資という投資家の損失リスクを抑えるための仕組みがあります。優先劣後出資方式を採用しているファンドの場合、不動産の価値が下落して損失が出た場合に、損失分は最初に劣後出資者である事業者が負担します。つまり、損失分が事業者の劣後出資額を超えなければ、優先出資者である投資家の元本が減ることはありません。

 

不動産クラウドファンディングのデメリット

不動産クラウドファンディングには以下のようなデメリットも存在します。

  1. 元本割れのリスクがある
  2. 中途解約ができず、一定期間の資金拘束がある
  3. 希望のファンドに投資できないことがある

では、以下で詳しく見ていきましょう。

デメリット1. 元本割れのリスクがある

不動産クラウドファンディングも投資である以上、元本割れのリスクを考えなければいけません。事業者の倒産や社会情勢の悪化など、さまざまな要因で想定した分配金を得られないリスクを念頭に置いた上で投資判断を行いましょう。

 

デメリット2. 中途解約ができず、一定期間の資金拘束がある

不動産クラウドファンディングは、一度申し込んだあとは途中解約ができない場合が多いため、運用期間をよく確認した上で投資額を決めましょう。なお、途中解約を可能としている事業者もありますが、別途手数料が発生するため運用効率は下がってしまいます。

 

デメリット3. 希望のファンドに投資できないことがある

近年、日本の不動産クラウドファンディングサービスは事業者の増加や活用される不動産の拡大などで新規ファンドも増加傾向にあります。しかし、同時に新規参入者(投資家投資家)も増加しており、新規ファンドの申し込みが数分~数時間で終了するケースも珍しくありません。希望のファンドが見つかったとしても、実際に投資ができるかどうかは別問題になります。

 

不動産クラウドファンディングの始め方【3Stepで完了】

不動産クラウドファンディングの始め方【3Stepで完了】

不動産投資クラウドファンディングを始めるまでの大まかな流れは以下の3つのStepです。

  1. 【会員登録】利用したい不動産クラウドファンディングサイトに登録をする
  2. 【口座開設】投資用口座を開設し、投資資金を入金する
  3. 【申し込み】投資したい案件(ファンド)を選択し、応募を行う

なお、申し込むサービスによっては手順が異なりますので、あくまでも一例としてご覧ください。

資産形成の選択肢の一つとして不動産クラウドファンディングを

今回は、不動産クラウドファンディングの仕組みやメリット・デメリットなどを詳しく解説しました。

不動産クラウドファンディングは、ここ5年ほどで注目されるようになった新たな投資の形です。手軽にスマホ1台で小口の不動産投資ができるため、投資家からの注目も高まっています。高い利回りが大きな魅力である不動産クラウドファンディングですが、元本保証はなく中途解約もできないといったデメリットもあります。

しかしながら、不動産クラウドファンディングは投資の専門知識等を必要とせず、投資期間中の手間がかからないといった点から投資初心者でも始められる投資です。資産形成の選択肢の一つとして、不動産クラウドファンディングを活用するのは一つの手といえるでしょう。 

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