
最終更新日 2023.01.11
NFTの技術的な側面の説明からのアート保護の話は以前させていただきました(参考リンク:NFTの不正が不可能な仕組み」)が、NFTのもう一つの側面として「投資的価値がある」というのも、アーティスト業界にとっては大切な側面といえるでしょう。今回はNFTアートを投資的な面で見たお話をしていきます!
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NFTアートはデータの唯一無二性で資産価値を証明
ブロックチェーンの技術を用いることで、真証性(*)の証明が可能になります。デジタルアートでは今までコピーが簡単でしたが、受け渡しの証明ができることにより、「唯一無二」の資産価値を持たせることが可能になりました。このNFTを活用したアートは、いま業界を大いに賑わしています。
高額で取引されるNFTアート
NFTでの売買をする専用のプラットフォームには、「Opensea」などがあり、史上初めてNFTアートとして販売された作品は日本円にして約75億円という価格にて購入されました。
ツイートに3億円の値
また、これも有名な話ではありますが、twitterの元CEOであるジャック・ドーシーの初ツイートのつぶやきも日本円にして約3億円という金額で落札されました。
これら巨額の富を生み出す可能性があるNFTは、将来的に価値があるアートが生まれるかもしれないという土壌を育成し、アートに対する大きな投資が行われるようになっています。
音楽や映像……NFTアートは幅広い活用へ
「アーティストとして生活していけるのは一部の人だけ……」などと思われていた業界において、誰もが夢を見ることができるNFTアートの登場は、今後ますます人気が出てくることでしょう。ちなみに、NFTの利点はデジタルなものであれば何でも「アート」になる点であり、画像絵画だけに限らず、音楽や映像もNFTアートにすることができます。
実際の家の3Dプリントデータ、仮想世界の土地などもすでに高額での売買がされており、さまざまな部分でNFTは熱視線を集めているといえます。
NFTアートは“文化”になれるか
NFTアートが注目されたのはここ最近ですが、一過性のバブルは過ぎたともいわれています。
それはNFTのコモディティ化が進んだことを意味すると同時に、文化として定着する可能性が大きいことでもあるでしょう。アート文化の新しい礎となり、新しい投資の形としてまた世間を賑わせてくれるニュースが流れるでしょうし、そのきっかけになるのは、みなさんかもしれません!