投資とは?初心者向けに基本知識やメリット・デメリットを解説

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最終更新日 2023.01.11

投資に興味はあるもののわからないことも多く、なかなか始められない方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、投資初心者の方に向けて投資とは?の基本知識や代表的な投資の種類などについて解説します。「投資を始めてみたい」、「どんな投資があるのか知りたい」という方は、本記事の内容を参考にしてみてください。

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そもそも投資とは何か

投資の本来の意味は、利益を得る目的で自分の資本を事業に投じることです。転じて、将来のために自分や子どもにお金をつぎ込むことも投資と呼びます。

しかし一般的には、株式投資や投資信託、不動産投資などで資産運用を行うのが投資だと言われることが多いです。

投資・投機・貯蓄の違い

投資と近い言葉に、「投機」や「貯蓄」があります。それぞれの違いを見ていきましょう。

投資と投機の違い

投資は、投資対象の価値や成長に期待して出資し、長期的に資産を形成していくことが目的であるのに対して、投機は、投機先の短期的な価格変動のみに着目して、上がるか・下がるかを予想して売買を行います。

つまり、投資と投機の違いは「目的」と「期間」にあると言えるでしょう。

投資の貯蓄の違い

貯蓄は、銀行に普通預金や定期預金でお金を預けてコツコツお金を蓄えていくことです。

投資も貯蓄も同じ資産形成の方法ですが、投資は元本が減るリスクが伴います。それに対して貯蓄は、投資のように大きく増やすことはできませんが、元本を保証しながら安全に資産を増やせます。

投資と貯蓄は、どちらか一方を行うというより、両方を組み合わせながら上手く資産形成していくものと考えましょう。

今、投資が必要と言われる2つの理由

今、投資が必要と言われる2つの理由
昨今、「貯蓄から投資へ」と言われるようになりました。なぜ今の日本では「投資」が必要になったのか、2つの理由を解説します。

1.超低金利時代に突入

1990年初頭までは日本は非常に高金利で、お金を銀行に預けるだけで多くの利息を受け取れる時代がありました。

しかし、バブル崩壊後は金融緩和政策が続けられており、現在では銀行の定期預金の金利は0.002%ほどと低金利です。例えば、銀行に100万円を1年間預けたとしても利息は20円(税引き前)にしかなりません。

つまり、お金を銀行に預けたとしても今の超低金利時代では、資産形成の意味はほぼないということです。

2.浮上した老後2000万円問題

2019年に金融庁が提出した報告書で指摘された、いわゆる「老後2,000万円問題」が世間で物議を醸したことは記憶に新しいと思います。この「老後2,000万円問題」によって、老後の必要資金について関心を持ったという方は多いでしょう。

今後の日本では少子高齢化が進んでいくことが予想されており、今の若い世代の方が年金を受け取る頃には受給額が減少している可能性もあるため、早期に老後のライフプランを立てておくことが重要とされています。

こうした背景から、今の若い世代は節約や投資などの自助努力で、老後のための資産形成をすることが求められています。

投資の3つのメリット

ここでは、投資のメリット・デメリットを解説していきます。

1.労働以外の方法で利益を得られる
2.効率的に資産運用できる
3.複利効果を期待できる

それぞれの詳細を見ていきましょう。

1.労働以外の方法で利益を得られる

私たちは労働の対価として報酬を得ていますが、投資の場合は「自分で働かなくても、お金を生む仕組み」を作って報酬を得ます。

もちろん、投資の結果がマイナスになることも想定しておかなければなりませんが、労働による収入と投資による労働以外の収入を足し合わせることで、より効率的に資産を増やしていくことが可能になります。

2.効率的に資産運用できる

先述の通り、現在は低金利時代と言われており、銀行の定期預金の金利はわずか0.002%ほどです。そのため、銀行にお金を預けるだけではほとんどお金は増えません。

一方で、投資であれば金融商品によっては年間5%以上のリターンを狙えるものもあります。

もし、生活に影響を及ぼさないぐらいの余剰資金がある場合は、貯蓄するより投資したほうが効率的に資産を運用できると言えるでしょう。

3.複利効果を期待できる

投資のメリットとして複利効果を期待できるということが挙げられます。複利効果とは、投資で得た利益を再投資することで、雪だるま式に利益を増やせるということです。

例えば、100万円を5%で運用した場合、得られた利益を全額再投資すると、5年間で以下のように資産が増えていきます。

年数運用結果
1年目¥1,000,000
2年目¥1,050,000
3年目¥1,102,500
4年目¥1,157,625
5年目¥1,215,506

投資するのであれば、このように複利効果を活用して長期的に資産を増やしていくことを意識するとよいでしょう。

投資の3つのデメリット

一方、投資のデメリットは以下の通りです。

1.投資している間は他のことにお金を使えない
2.損をすることもある
3.元本が保証されていない

1.投資している間は他のことにお金を使えない

当然ですが、投資を行っている間は資金を生活費などの他のお金に使うことはできません。投資を始める場合は、余剰資金で始めるのが鉄則です。

投資資金を大きくし過ぎることによって、生活に支障をきたすことは避けなくてはなりませんので、自分の貯蓄状況をよく把握しておくことが重要です。

ちなみに、貯蓄状況は「生活資金」、「準備資金」、「余剰資金」の3つに分類するとわかりやすくなります。

2.損をすることもある

投資は予想通りに相場が動いた場合は利益を得られますが、予想と反する動きをすることも多いものです。そのように、予想と反する方向に相場が動いた場合には損をしてしまう可能性がある点には注意しなければなりません。

3.元本が保証されていない

投資商品は基本的に元本が保証されていません。例えば100万円投資したとすると、120万円になる可能性がある一方で80万円になってしまう可能性もあるのです。

したがって繰り返しになりますが、投資は余剰資金で行なうことが大切なのです。

投資の種類【代表的な投資9選】

投資の種類【代表的な投資9選】
投資と聞くと、まず株式投資を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、投資にはさまざまな種類があります。

ここでは、数ある投資商品のうち代表的なものを9つご紹介していきます。

1.株式投資

投資の代表ともいえるのが株式投資です。企業が発行する株式に投資することで、購入時と売却時の差額を利益として受け取ったり、配当金や株主優待を受けたりすることができます。

投資対象となるのは上場している企業の株式で、こうした上場企業の株式は証券会社を通じて購入・売却ができるようになっています。

なお、株式投資は100株を一単元として購入します。銘柄によっては、数万円から購入できるものから数百万かかるものまであります。

2.投資信託

投資信託は、投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてファンドマネジャーが運用し、その運用成果が投資家に分配される仕組みです。

投資信託は市場環境によって運用成績が変わるため、投資信託の運用が上手くいって利益が得られる場合と、運用が上手くいかず元本割れを起こして損をする場合があります。

つまり、ファンドマネジャーに任せているから安心だと過信せずに、あくまでも元本保証のない金融商品であると念頭に置いておく必要があります。

3.債券

国や地方公共団体などが発行する債券(公共債)、民間企業が発行する債券(事業債)、外国で発行される債券(外国債)に投資することで利益を狙う方法です。

あらかじめ定められた利率で定期的に利息を得られるほか、定められた償還期限に投資したお金の返還を受け取ることができます。

なお、償還期限前に売却することも可能ですが、このように途中で売却した場合には損をすることもある点に注意しなければなりません。

4.不動産投資

不動産投資は、不動産へ行う投資全般のことで、具体的には以下のような投資方法があります。

  • 現物不動産投資
  • 不動産クラウドファンディング
  • ソーシャルレンディング
  • REIT(不動産投資信託)

それぞれの詳細を見ていきましょう。

現物不動産投資

実際に現物の不動産を購入して運用する方法です。一般的には不動産投資というと、現物不動産投資のことだと考えてよいでしょう。不動産投資に必要な資金は、数千万円~数億円と大きな額がかかると言われます。

マンションやアパートなどの不動産を購入し、第三者にそれを貸し出すことによって家賃収入を利益として得られる投資方法で、家賃収入だけではなく税制の優遇効果や相続税対策になるなどのメリットもあります。

ただし、空室リスクや家賃滞納リスク、ローンを組んで不動産を購入した場合は金利変動リスクなど多くのデメリットもあります。

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングとは、投資家を募って集めた資金を元手に不動産を購入して運用する方法です。

実際には、不動産を運用する企業が主体となり、募集される案件に対して投資することで、投資者には運用成果に応じた利益が配分されます。現物不動産投資のように数千万円から数億円といった投資をする必要がなく、一口数万円と少額投資できるため、リスクを抑えて不動産に投資することが可能です。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングも不動産クラウドファンディングと同様、投資家から資金を募って不動産などに投資する方法です。実はソーシャルレンディングもクラウドファンディングの一種で、貸付型(融資型)クラウドファンディングと呼ばれるものです。

なお、不動産クラウドファンディングは不動産の運用成果が投資家へのリターンとなりますが、ソーシャルレンディングの場合は、融資先からの金利がリターンとなるといった違いがあります。

不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングに関しては、「Virtual Wall City(バーチャルウォールシティ)」のように一括比較できるサービスも出てきています。不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングは、申し込みが抽選式のことも多く、当たらなかった場合に次の投資先候補を探す必要がでてくることがあります。そんなときに、一括比較サービスは便利です。

REIT(不動産型投資信託)

REITとは「Real Estate Investment Trust」の頭文字を取ったもので、こちらも同様にファンドマネジャーが投資家からお金を募って、不動産を運用するといったものです。投資先が不動産であることを除いては投資信託と同じものだと考えてよいでしょう。

なお、日本で取り扱われているREITに「J-REIT」があります。

REITとJ-REITの具体的な仕組みは同じではありますが、J-REITがこれから開発する物件への投資が禁止されているのに対し、REITは開発物件も投資対象に組み入れることが可能です。

5.FX(外国為替証拠金取引)

FXは外国の通貨を購入(交換)することで、差額を利益として得る方法のことです。また、2国間の金利差を利用して、保有しているだけで利益を得られるスワップポイントといった制度もあります。

FXは、日本国内の業者であっても最大25倍と高いレバレッジで取引が可能です。海外のFX業者だと1,000倍を超えるレバレッジで取引できるケースもあります。

高いレバレッジでの取引は、相場が予想通りに動いた場合に大きな利益を狙える一方で、予想と反した動きをした場合に大きな損失に繋がるため注意が必要です。

6.ETF(上場投資信託)

ETFは「Exchange Traded Funds」の略で、上場投資信託のことです。連動する指数は株式をはじめ、債券・REIT・コモディティ(商品)などの指数もあります。

ETFは株式のように取引所に上場しているため、リアルタイムで取引することができます。

7.金・プラチナ

金やプラチナなど貴金属に投資する方法です。もちろん、現物を購入して投資することもできますが、金やプラチナの価格に連動する金融商品があり、後者であれば証券会社から手軽に購入することが可能です。

金は世界情勢の変化に強いとされ、株安などが起こると安全資産として買われる傾向があり「有事の金」とも呼ばれます。

8.仮想通貨(暗号資産)

ビットコインなどの仮想通貨に投資する方法です。まだ、仮想通貨への投資が一般的になってから10年も経っていないので歴史の浅い投資方法です。

仮想通貨はブロックチェーンと呼ばれる技術を使って取引され、公的な発行団体や管理者がいないのが特徴です。円や米ドルなどの法定通貨とは異なり、世界中どこにいても両替することなく使えるといった点はメリットです。

仮想通貨を代表するビットコインの場合、2015年ころは1BTC(ビットコインの単位)4~5万円だったものが、2021年には700万円を超える価格をつけるなど非常に価格変動が大きいのが特徴です。そのため、人によっては仮想通貨への投資は投資ではなく投機とだ考える人もいます。

9.エンジェル投資

エンジェル投資とは、スタートアップ企業などに投資する投資方法のことです。投資した企業の事業がうまくいけば大きな利益を得られる可能性がある一方、事業がうまくいかなかった場合は、投資した資金をすべて失う可能性もあります。

個人投資家には敷居の高いイメージがあるエンジェル投資ですが、最近では投資家と企業のマッチングサービスがあったり、クラウドファンディングを利用してエンジェル投資できるようになっていたりと間口は広くなっています。

初心者でも投資は初められる!まずは少額から始めてみよう

投資初心者の方にもわかりやすく、投資の基本を解説しました。2022年12月、岸田政権は2024年からのNISAの恒久化施策を発表しました。老後2,000万円問題が浮上するなど、個人が資産をどう守り増やしていくかが大きな課題となっていましたが大きな前身になったことは間違いありません。

これから投資を始めるという方はNISAの活用も視野に入れつつ、本記事でご紹介した内容を参考に、まずは少額から投資を始めてみてはいかがでしょうか。

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