IPO投資とは?株式投資なのに高確率で“勝てる”理由とは

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最終更新日 2022.04.27

株式投資の1つに「IPO投資」というものがあるのをご存知でしょうか。IPOとは「Initial Public Offering(新規株式公開)」の略で、未上場企業が資金調達などを目的に、新規に株式を証券取引所に上場させて、誰でも株取引が行えるようにすることを指します。

では、IPO投資とは具体的にどのようなものなのでしょうか。この記事でくわしく解説していきましょう。

IPO投資とは?

IPO投資とは、事前に抽選で、“企業が上場するタイミングで株式を購入する権利”を手に入れて比較的安い価格で株式を購入し、その後上場したあとに株式を売却することで利益を得る投資です。

“勝てる”可能性が高いIPO投資

投資家の間では、IPO投資は非常に人気のある投資の1つです。その理由は、通常の株式投資と比較したときの確実性の高さにあります。IPO投資では、株の購入時よりも高く売却できる割合が高いのが特徴です。実際に2021年のIPO投資では、9割近くが売却益を生み出すことができたと言われています。その”勝率”の高さからIPO投資は非常に人気があり、購入については原則抽選などを経て購入できるようになります。

IPO投資では公開価格で購入し、上場日の初値で売却する投資家も多いと言われています。さらに株価が上昇すると思えば長期で保有することも可能で、そうなればより大きな利益を上げることができます。

ただしIPO株全体で見ると、短期のうちに初値より株価が上昇した銘柄は多くはなく、投資初心者が運よくIPO株を公開価格で購入できた場合は、初値で売却するのがもっとも勝ちやすい方法だと一般的には言われています。

IPO株が儲かるカラクリは企業のイメージ戦略?

そもそもの話、IPO株はなぜ高く売却できるのかと言うと、事前の公募価格自体が割安な設定になっていることが多いからです。

どういうことかというと、上場する企業にとって新規上場は大イベントです。そのため、可能な限り初値が高くつく(公募価格よりも高い初値がつく)ほうが上場成功のイメージとなり、その後の株価にも大きな影響があると思われるからです。逆に初値が公募価格を下回ってしまった場合はマイナスイメージとなってしまうため、まずは公募価格を安くして期待値を高めることを優先したい、という思惑があるのです。

IPO株投資のやり方


では実際にどのようにしてIPO株投資の流れを確認しましょう。

1.IPOする企業を確認し、ブックビルディング(需要申告)

IPOをしたい企業は、証券取引所に上場を申請します。その際に、その会社の財務内容や業績などから「仮条件」が算出されます。IPO株を購入したい投資家たちは、それらを取り扱う証券会社を通じて「ブックビルディング(需要申告)」に申し込みます。

ブックビルディングとは「この株をいくらで何株購入する」と申告を行うことを指します。ブックビルディングに申し込んだ投資家の中でもっとも申告が多かった価格が公開価格となります。

2.ブックビルディングした投資家から抽選

次に抽選となります。申告された倍率は開示されていないものの、人気銘柄ともなると100倍を越えることもあると言われています。そのため、IPO株の購入は非常に運要素が強いものとなっています。

そのため、基本戦略としては証券口座を複数所持し、同時に申し込みすることが挙げられます。また、証券会社によっては、それまでの取引実績などに応じて優遇抽選があったり、SBI証券ではIPO株の抽選に外れると溜まっていく「IPOチャレンジポイント」を使うことで確実に当選させる、というワザがあったりもします。

IPO株投資は気長に

IPO投資について簡単に解説してきました。IPO株投資では抽選になることが多く、実際にはなかなか当たらない期間も長くなりがちです。抽選で当たらないと株は買えません。株が買えないということは、いつまでたっても投資が始められないということでもあります。

言い換えれば、投資したいときに投資できないことが、IPO株投資のデメリットと言えます。ですから、本気で取り組みたい方はすぐにでも準備を進めていくことが重要です。資金の用意だけでなく、証券口座の開設(できれば複数)からまずは始めてみましょう。

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