複利効果「72の法則」「115の法則」とは?

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最終更新日 2022.11.29

複利効果は、運用益と元本をあわせた資金を再投資する仕組みです。複利効果には、72の法則や115の法則があります。2つの法則について説明しましょう。

投資の複利効果とは?

投資の複利効果は、投資した資金(元本)と運用益の合計に金利が加算されていく仕組みです。

単利と違って、資産運用で得た運用益を加算して再度投資するようなイメージで、金利が増えていくのが特徴です。

複利効果の計算式

複利で投資した資金が増える仕組みは、次の計算方法によります。

(元本+前年利子)×年利

例として、投資元本が300万円で年利4.0%の場合の、単利と複利を比較してみました。

「単利による投資とどれくらいの差が生まれるのか」を是非ご覧ください。

単利(元利合計)複利(元利合計)
1年後312万円312万円
5年後360万円364万9,959円
10年後420万円444万733円
20年後540万円657万3,369円
25年後600万円799万7,509円
30年後660万円973万193円

keisanサービス(CASIO社):https://keisan.casio.jp/exec/system/1248923562

単利と複利で比較すると、30年後には313万193円の差が生まれます。複利効果は、長期運用ほど利益が大きくなります。

比較する際の計算も10年、20年と長期に渡れば、利益の目安を算出するのに時間が掛かります。簡易計算の法則を使えば、2倍に増やす場合や3倍に増やす場合など、目的に応じた計算が可能です。

72の法則

複利効果の計算方法のひとつ「72の法則」は、投資した元本が2倍になる時期を算出する簡易計算の法則です。運用前の資金がどのくらいで倍になるか把握する場合に手軽に活用できます。計算するには、次の式で割り出します。

  • 72÷金利=2倍になる時期

先ほどの300万円を年利4.0%で投資した例をあてはめると、「72÷4.0%=18年」と計算結果が出ます。元本300万円が倍の600万円になるまでに18年の期間が必要と判断できます。

実際には、18年目で607万7,450円まで増える計算ですので、あくまでも目安を簡単に計算する方法ではありますが、2倍の600万円を超える時期をひとつの計算式で把握できます。

72の法則は運用時期に対して金利を求めるときも利用可能です。例えば、18年ではなく2年早めた16年で元本を2倍にしたい場合は、「72÷16年=金利4.5%」と金利条件を割り出せます。元本300万円を16年の運用期間で2倍に増やすには、複利で金利4.5%が必要と判断できるでしょう。

115の法則

115の法則は、複利効果で元本を3倍にする時期を簡易計算します。計算方法は、次のとおりです。

  • 115÷金利=3倍になる時期

先述した例をあてはめた場合は、72を115に入れ替えて計算します。計算結果は、「115÷4.0%=28.75」です。元本300万円が3倍になる時期は28年以上掛かると判断できます。

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