ビットコインを法定通貨にする国が続出?その理由とは

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世界でビットコインを法定通貨に採用している国は、2022年4月の中央アフリカで2例目です。最初に法定通貨として採用した国がエルサルバドル。続いて経済が停滞している中央アフリカがビットコインを法定通貨に採用しました。これら以外の国々でも検討中だという話も聞こえてきます。

今回は、ビットコインを法定通貨にする国が続出している理由について解説します。

ビットコインを法定通貨に採用している状況


ビットコインは、エルサルバドルや中央アフリカで法定通貨に採用されています。

エルサルバドルでの採用

世界で最も早くビットコインを法定通貨に採用したエルサルバドルは、中央アメリカに位置する人口649万人規模の国です。ブケレ大統領によりビットコインを法定通貨に採用する法案が提出されました。エルサルバドルでは、2021年6月の議会において、法案は可決し、ビットコインは法定通貨として利用が始まりました。

エルサルバドルにおけるビットコインは、次の取り決めによります。

  • 店舗商品をビットコイン単位で価格表示する
  • 納税をビットコインで実施できる
  • ビットコインによる取引が譲渡所得課税の対象外になる
  • ビットコインの米ドル建てを参考価格とする

エルサルバドルにおけるすべてのサービスは、消費者のビットコイン支払いを拒否できないことが特徴的です。

中央アフリカでの採用

ビットコインの法定通貨採用2例目となるのが、中央アフリカです。

豊富なダイヤモンドの埋蔵量が特徴の中央アフリカでは、長引く紛争により経済状況が悪化しています。そのような状況を改善する目的から、2022年4月にビットコインが法定通貨として採用されました。

国が法定通貨に採用する理由


ビットコインを法定通貨に採用する理由は、分散型のネットワークで管理されている特徴が考えられます。分散型ネットワークは、一部の人や組織だけの動きで影響されません。価値が変動しにくい仕組みが特徴です。

法定通貨には、価値の安定さが求められます。ビットコインは、価値の安定さに適している部分が採用された理由に含まれるでしょう。

法定通貨にするメリット

ビットコインを法定通貨に採用したメリットは、次のとおりです。

  • 国民の多くがデジタル決済に移行できる
  • 海外からの送金の効率を向上できる
  • ビットコインの採用が国際市場への参入障壁を下げる

法定通貨としてのビットコインその後

エルサルバドルは、ビットコインの法定通貨採用後の2021年9月に1億5千万米ドルに値するビットコインを購入しました。購入後、仮想通貨(暗号資産)は、45%下落しました。

損失を受けたエルサルバドル政府の支払い能力に対して、デフォルト(債務不履行)を予測した格付け機関は、エルサルバドルの格付けを2段階落としました。格付け機関からの法定通貨除外の指摘を受けつつ、エルサルバドルのブケレ大統領は圧力に対抗してビットコインを買い増ししている状況です。

データ参照元:https://ascii.jp/limit/group/ida/elem/000/004/092/4092151/

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