仮想通貨のイーサリアム(ETH)とは?成り立ちやコンセプトを解説

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最終更新日 2022.04.25

ビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号資産)には、さまざまなコインが存在します。そして、ビットコイン以外のコインのことを「アルトコイン」と呼びます。このアルトコインの中でも、もっとも注目されているのが、「イーサリアム(Ethereum/ETH)」です。今回はこのイーサリアムについて学んでいきましょう。

イーサリアム(Ethereum/ETH)とは?

イーサリアムは、ビットコインにはない「スマートコントラクト」という機能を持っています。それゆえ、NFT界隈などでも他のアルトコインと比べて価値が高いものになっています。

なぜ、イーサリアムはスマートコントラクトという機能を持つに至ったのでしょうか?アルトコインがコンセプトや思想の違いによって生まれたのならば、それらを知ることでビジョンを知ることができる。そのビジョンは投資的意味にもつながっていくことにもなるでしょう。

イーサリアム誕生のきっかけ


イーサリアムはロシア系カナダ人であるヴィタリック・ブテリンによって考案され、2013年に正式に発表されました。開発当時はまだ19歳という年齢でした。イーサリアムを土台としたプラットフォームの目的は、完全自律型の非中央集権型アプリケーションの構築にあります。これは国や金融機関といった中央の管理者を介さず自律することが目的となっており、取引や契約の自動化が行われることが着地点となります。

なぜブテリン氏は非中央集権型となるモデルを考えついたのでしょうか?そこには氏の生い立ちや原体験があります。ブリテン氏はオンラインゲームに夢中になります。しかし、ある日、ゲーム内でのお気に入りのキャラクターの能力値が突然変更され、中央集権によるコントロールの恐怖を感じ、ゲームをやめてしまいました。

そしてゲームをやめたあと、ビットコインに出会い、初めは懐疑的だったもののその思想にのめり込んでいきました。そして、2013年、19歳の時にイーサリアムのプロジェクト概要などを発表するに至ったというわけです。

ちなみに彼はコンピューター・アナリストの父親の影響を強く受けたとも言われています。

イーサリアムの特徴

イーサリアムの特徴はビットコインよりも複雑な取引や契約が行えるようになっいることです。取引の承認に使うブロック生成間隔も、ビットコインは約10分ほどなのに対し、イーサリアム約15秒ほど。大量の取引をより迅速に行うことができます。これらの機能が受け入れられ、世界的な大企業と提携していき、NFT業界で利用されるアルトコインとなっていきました。

イーサリアムは地球環境にも有利

イーサリアムは、ビットコインと比較して地球環境にやさしい点も特徴と言えます。仮想通貨を得るための「マイニング」では、Proof of Work(PoW)が行われます。この方法は、コンピュータで高速な計算をしたほうがより多くの報酬を得られるようになっている仕組みです。しかし、コンピューターの消費電力の増加による環境への影響が問題視されています。

一方のイーサリアムは、Proof of Stake(イーサリアムの保有量に応じて報酬がもらえる仕組み)という承認方法への移行を進めており、これによってイーサリアムの取引にかかる消費電力を従来の99.95%まで削減できる可能性があると示唆されています。

仮想通貨の背景も知るとよりおもしろい


契約や環境に配慮するイーサリアムは一人のコンセプトや思想から育まれ、世界を席巻するまでに成長しました。他のアルトコインも同様に、多種多様な可能性を秘めています。

投資的な価値に注目するのも大切ですが、なぜ投資する価値があるのかも改めて考えてみるのも良いかも知れません。きっとブロックチェーンの事がもっと好きになることでしょう!

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